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炭化炉施設の概要

炭化施設

炭化処理方式外熱式ロータリーキルン
処理能力5t×1炉 (5t/日)
施設内容(主なもの)受入ホッパー・熱風炉・乾燥機・炭化炉
バグフィルター式集塵機
処理棟鉄骨造・平屋建(建築面積:379.66㎡)
事業費894,825千円
共用開始平成14年4月~

建設概要

施設名称川西広域処理場炭化炉施設
所在地長野県東御市下之城1400番地2
着工(1期工事)平成12年10月
竣工(1期工事)平成14年3月
処理能力全体計画 5トン×2炉(10トン/日)
今回計画 5トン×1炉(5トン/日)
総事業費
(1期工事)
868,000千円(建築・機械・電機・植物育成調査)
国庫補助金476,300千円
組合費348,900千円
一般財源42,800千円

施設概要

受入前処理受入ホッパ・定量供給装置・乾燥機
炭化炉(外熱式ロータリーキルン)
炭化物の回収冷却装置・炭化製品貯留ホッパ・炭化製品袋詰装置
排ガス処理/熱利用バグフィルター式集塵機・熱交換機・排気筒
ユーティリティ灯油・プロパンガス
その他制御盤・現場盤・非常用発電機・分析装置・メンテナンスクレーンなど

施設の特長

最新技術の導入

脱水工程後の脱水ケーキの処分についても緑農地の土地改良材などの有効利用が見込める炭化処理システムを導入し、今までとはまったく異なる脱水ケーキの資源化の道を目指します。
当組合の炭化処理システムは、排ガス量が少なく、脱水ケーキからの乾溜ガスを炉内で自燃させ、直接加熱源として利用するため、極めて低燃費な運転ができます。
炭にすることによって炭素分を固定化するため、CO2(二酸化炭素)の排出量が少なく自然環境への影響を極力抑えられると考えています。
脱水ケーキから造られた炭化製品は、臭いもなく長期保管が可能です。
利用用途が広いのも大きなメリットだと考えています。

炭化製品ができるまで

汚泥はここに集められます

汚泥投入口(汚泥貯留槽)

汚泥を脱水します

脱水機室(写真左)と脱水機(写真右)

圧送管で脱水汚泥を炭化施設に送り炭化します。

炭化炉

袋詰します

袋詰機

農家様等へ販売  【現在販売はしておりません】

炭化製品(1袋20kg/100円)

有効利用例

「じゅんかん育ち」のご紹介

佐久市、東御市、立科町の生活排水施設は、地形的制約もあり、汚泥処理の整備形態は小規模で分散型でした。
また、汚泥処理の規模も小さく発生量も少ないため、川西保健衛生施設組合が事業主体となり、平成7年(1995年)に全国で初めて、公共下水道、農業集落排水、コミュニティプラント、合併処理浄化槽での発生汚泥の広域処理(MICS事業)を行うことになりました。
ここで、汚泥を炭化し、ゴルフ場の芝や農地の肥料として利用されています。

広域処理した汚泥からできた肥料(写真左) 肥料で育てたゴーヤ(写真右)
「じゅんかん育ち」もろこし(長野県立科町)
「じゅんかん育ち」ズッキ-ニ(長野県立科町)

炭化製品の優れた効能

主な成分の含有量(平均的な測定値)

窒素全量1.8%
リン酸全量13.8%
カリ全量0.6%
銅全量460mg/kg
亜鉛全量1,500mg/kg
炭素窒素比12